「園芸王国」と呼ばれるくらいに高知県は昔から農産物が豊富にとれます。
全国的に有名なものと言えば「しょうが」「にら」「なす」「ピーマン」「みょうが」などで、生産量で上位を占めることが多く、都会のスーパーで並んでいるこれらの野菜の産地は高知県が多いと思います(たぶんね)。
もちろんお米をはじめとしてショウガなどの農産物が豊富な四万十町でも「園芸王国」にふさわしいくらいに農業が盛んで、事実生姜は四万十町で全国的に突出して生産されてます。
そんな昔からある農業を大事にしながらも、ここ数年で大きく状況が変化したものがあります。
それが「トマト」
四万十町で技術最先端のオランダに倣った方式で、ハウス内の二酸化炭素量や温度、湿度をコンピューター制御し、トマトの生育に最適な条件に保つ。そんな日本どころか世界最先端ともいえる方法でトマトづくりをしている(株)ベストグロウのハウスに潜入してきました!
世界最先端のトマトづくり
世界で最先端と言われるオランダ式のトマト栽培。
トマトのハウス内の環境をすべて機械制御で行い、トマトに最も快適な環境を保つハイテクグリーンハウスでトマトの栽培を行います。
この最新技術を用いて、真夏を除いて安定しておいしいトマトを作るために(株)ベストグロウは日々努力しております。
また、極力自然に近い状態でおいしいトマト栽培を行うためにトマトの受粉作業も自然に近いものにしています。
写真にあるマルハナバチは人を刺したりしないとてもおとなしい蜂で、トマトのハウス内をブンブンと飛び回ってせっせとトマトの受粉作業を行っています。
トマトのハウス内では高さを変えられる作業車を使用して収穫や芽かきなどなど、人でしかできない作業をしています。
高さを変えられて、レバーひとつでレーン沿いに移動してくれるので作業する人の負担を減らせるようになっています。
トマトハウス内で使用する作業車に乗せてもらいました。
一番高い状態にしてもらって、トマトハウスの向こうを見てみました。
広いですね~~~。
トマトハウスの中にはこんな装置があちこちにあって、二酸化炭素や温度などを計測していました。最先端のトマト栽培には欠かせない重要なもののひとつですね。
色合いといい、なんかスターウォーズに出てきそう。
四万十ノのホームページではこの完璧に管理されたトマトを使った、トマトジュースをお取り扱いしています。
そのトマトジュースについて書いた記事はコチラ。
四万十育ちのトマトと塩だけを使ったトマトジュース始めました。
トマトを収穫したならば
トマトを収穫した後は、トマトの選別を行い、箱詰めをされます。
収穫されたトマトはまず選別用のレーンへ。
人の目でも選別を行いながら
機械による重量や色味の検査を受けながらトマトたちはざーっと流れていきます。
そしてトマトたちは梱包されるところへと。
最先端のハウスで育てられたトマトたちは最後に梱包するレーンへ流れてきて、出荷される袋や箱に入れられて旅立っていきます。
こうしてトマトに最適な環境で栽培されたおいしいトマトたちは人の目や様々な機械の検査を潜り抜けた厳選されたものが届くようになっています。